知っとこニュース2012年2月号

メディアが流す情報から「中小企業に関わるニュース」を選び出し、スモールサンで若干のコメントを付して紹介するコーナー。中小企業経営者であれば、せめてこれくらいのニュースは「知っておこう!」という意味を込めて、このコーナーを「知っとこニュース」と名づけました。

今月も前月に引きづづいてTPP関係の記事に注目しました。いよいよ日米事前協議が始まったからです。

日米TPP事前協議始まる――日本政府の姿勢をしっかり監視しよう――
日経新聞は2月1日付夕刊の記事「日米、TPP協議入り 事前折衝来週にも」で、「極めて厳しい通商交渉になる」(外交筋)との見方が広がっていると伝えています。とくに自動車交渉については、下記のように書いています。
「低調な米車販売の原因が日本市場の『閉鎖性』にあると主張する米自動車大手三社(ビッグスリー)や議会は、日本に具体的な輸入拡大策の提示を迫っている。
これに対し日本は、米側の主張は合理的な理由に乏しく要求には応じられないとの立場。とくに自動車市場の開放について、経済産業省は『基本的に自由に開放している。米自動車メーカーの努力不足が問題』との立場だ」(日本経済新聞、2012.2.1)。

日経新聞は2月10日夕刊では「車輸入枠を否定 外相TPP日米事前協議で」と見出しを打って、こう書いています。
「衆院予算委員会は10日午前、野田佳彦首相と全閣僚が出席して基本的質疑を続けた。玄葉光一郎外相は環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加を巡って米自動車業界が求めている輸入枠の設定を否定した。『車で数値目標はありえない』と明言した)(日本経済新聞.2012.2.12)。

はたして日本政府がアメリカとのハードな交渉でどれだけ踏ん張れるか――スモールサン会員の皆さん、しっかり見守っていきましょう。
なお、TPPに関するアメリカ自動車業界の要求については、スモールサンニュース昨年12月号の「コレが言いたい」、および前月号の「しっとこニュース」に書いています。まだ読んでいない方はぜひお読みください。
それにしても、日本の自動車関連の中小企業の方々から、TPPを危険視する声が上がっこないのはなぜなのでしょうか。せめて山口のところにメールください。

―――今回の「知っとこニュース」は以上です。次回をお楽しみに。